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THE SLEEPING AIDES AND RAZORBLADES / Favorite Synthetic CD
型番 Debauch Mood, 2015
販売価格 1,000円
購入数

Sleeping aides and the razorbladesの大傑作2ndアルバム。LP(+CD)が即効売り切れてしまったためCDで安価での嬉しい再発。
ジャケットがLP盤に比べて濃い色合いになっています。意図的であるのか、印刷屋さんの違いによるマゼンダの色合いの違いであるのか私には知る由もありませんが、入稿して完パケした時に「あれ・・・?」ってことはレーベルあるあるだったりします。
アナログ盤を逃した方やCD派の方はもちろん、この大名盤は今後どのフォーマットでリリースされても全て手に入れるべきなのでアナログ盤を持っている方もどうぞ。

以下、LP(+CD)盤の時のレビューです。

the sleeping aides and razorblades(ザ・スリーピング・エイズ・アンド・レイザーブレイズ)の11曲入り2ndアルバム。前作の7インチと同じくDebauch Moodからのリリース。
前作のシングル7インチのレビューではリリースレーベルであるDebauch Moodに対する嫉妬心を「好きだった子が結婚してしまう様な気持ち」という表現をしていましたが、続いてアルバムをリリースした事で「その結婚した子が子供を産んだ時のような気持ち」になりました。もう、お手上げです。涙を流す暇もなく祝福しかありません。本当におめでとうございます。スクスクと元気に育つ事を心より願い申しあげます。
ジャケットデザインは7インチシングルと同様、若き鬼才(パンばかり食べているイメージ)のBRIDGE SHIP HOUSE、通称ブリッジさんによるもの。相変わらず一見してそれとわかる素晴らしい出来であります。
曲名のシングルクォーテーションをバッククォートにしているところが彼らの捻くれ具合を表しています。ジャケ、レーベル面、インサート、付属のCDの曲名の全てに反映されていることで意図的であることは明白であり、その旨を各製作サイドにしっかり伝達している徹底っぷりは賞賛に値します。
インサートの解像度の悪さ。インサートの右端が2ミリほど見切れている事。裏ジャケのB面1曲目"Glory of love"の文字が1ミリほど上に寄っている事。こんな些細な事でしか抗う術がありません。この記述を見て裏ジャケットをチェックしたあなたは至って正常です。私のような捻くれ神(しん)は負けたような気持ちになるので絶対にチェックしませんから。若者はそんな人間になってはいけません、出来るならならない方がいいです。こっちはイバラの道なので私のように親から授かったアイアン・メンタル(鉄のハート)を持っていないと辛い人生になります。
今作、私はリリース前に一切の試聴をしませんでした。リリース日である9月30日の数日前に届きましたが正式リリース日である9月30日まで一切聴きませんでした。奇しくも2015年9月30日は私の人生において大きなターニングポイントになる日でした。その私の現在のあるがままの状況で、あるがままのthe sleeping aides and razorbladesを聴きたかったのです。
結論から言うと、紛れもなく名盤です。期待通りの最高のアルバムです。今後の人生において数える事も困難な程に聴き続ける事でしょう。
全11曲。表5曲、裏6曲。このバランスも素晴らしい。20曲とか収録されてても全曲聴くの大変だし、やっぱりLPに収録される時間ってのが一番いいんですよ。先人たちの長年おけいさんと緻密な計算が12インチと言う大きさを作り上げたと思うと胸が熱くなります。まあ全て妄想ですけど。

A-1 Paranoia in the underworld
冒頭からメンバーが敬愛するディズニー&宇宙感が溢れ、気だるい天気のいい日曜日のお昼に庭先で何をするわけでもなくぼーっとしてるような感覚。この曲を1曲目に持ってくるところがスリーピングが素晴らしい所以でありましょう。
A-2 My strange headache
スリーピングの本領発揮。「きたきたー!」と叫んだ人がいったい何人いることでしょうか。シラハマ君のボーカル、セクシー度が増した気がしませんか?当の本人は相変わらず志村けんですが彼の何か昇華している気がします。終盤のアキトチ嬢のコーラスもセクシー度は皆無ですが最高じゃないですか。
A-3 Poison heart
丁寧に歌われたシラハマセクシーボーカルが炸裂するこの曲。ルルルチュッチュッチュッルルルーコーラスも素晴らしいです。この曲はライブでの風景が最も浮かぶ曲です。シハラマ君がギターをプランプランさせながら歌っている様子が目の前に。いつでも一緒だよ…スリーピング…モリ君は見た目が怖くなったから一緒は嫌だけど…。
A-4 SILENTMAN
キリキリコンピに収録されていたこの曲。バージョンもほぼ同じでしょう。GARLIC BOYSのToo Late Too Loveを確実に意識していないけどそれを思い起こさせるノスタルジックでセンチメンタルなこの曲。ライブでは「イッツノージョーク!」と叫ぶこと必至。皆さんはシラハマ君の真似してその後「ウェッヘッヘーウォッホッホー」とか言ってくださいね。
A-5 I don't wanna hanging out
この曲はシンセサイザーが使われておらずオウイエーイエイエーコーラスが印象的。歌詞を見て完全に根暗な職場で「俺はお前らとは違うんだ」と悶々としているシハラマくんを想像することは容易でしょう。
ひっくり返してB-1 Glory of love
これもA面と同様ねっとりとした出だし。レコードって盤の外周が線速度の問題で一番音がいいんですよ。そこにこれですからね。このギターの歪み具合、何度聴いても癖になります。
B-2 Forget me
前作の7インチに収録の曲。再録しています。シングルバージョンよりも浮遊感を3割増し、消え浮くようなウェーヘヘーシラハマボーカルは一般市民に聞かせたら「何これ気持ち悪い」と言われること必至。ギターもピロピロ走っていて心地良いです。
B-3 Saturday night
この曲は今作で最も彼らの捻くれ具合が垣間見える曲。ほんと一筋縄ではいかないなーと毎日思っています。
B-4 I hate rock'n roll。
これが本当にやばい。何度聴いても鳥肌が立ちます。THE CRY!を初めて聴いた時のような鋭利な刃物で頭をスパッと切られたような感覚で序盤からかっ飛ばしていくのですが、ラスト1分強くらいの展開ですよ。初めて聴いた時、本当に涙と鳥肌が止まりませんでした。さすがに2回目の時は涙は流しませんでしたが、鳥肌は一向に止まりません。壮大な地平線に広がる夕焼け。地球レベルサウンド。スリーピングが地球の自転を担っているといっても過言ではないでしょう。ビックリマンのスターウォーズのシールを集めている事にも地球の自転が関係しているんですよ。
ここまで書いて、酔っぱらい過ぎたのでもうダメです。諦めます。
ラストのHigh fidelityは小説〜画のタイトルです。映画に疎い自分でも知っている映画です。パンクロックファンはぜひ見てください。主人公が中古レコード店のオーナーです。好きな女の子にミックステープとかミックスMDとかミックスCDRを作ったことがある人は絶対好きと思います。ジャックブラックも出てますよ。

ここからは完全に個人的な気持ちです。
アルバムを通して聴いた後、the sleeping aides and razorbladesはこのアルバムを最後に解散してしまうのではないかという不安を感じました。全てを出し切っていると感じました。彼らの持てるものを全て放出し、ダムが枯れてしまったのではないかと。もちろんただの思い過ごしである事を祈るばかりです。彼らのポテンシャルを勝手に私が線引きしているだけかもしれません。こうやって書く事で、捻くれた彼らが「バカじゃねえの?やってやんよ」とか思ってくれたら結果的には大成功です。

私はThe sleeping aides and Razorbladesが好きです。世界で一番好きなバンドはThe sleeping aides and Razorbladesです。本当にありがとう。

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